オフィスワークの作業研究と進行管理

 

実験のガイダンス

 市場環境、産業構造の変化にともない、製造業においても直接、間接人員数の逆転現象起きている。
 経営システムのオペレーションの重点が筋肉労働を主体とする「生産」や「流通」の現場から、「企画」、「設計」、「管理」といった頭脳労働の割合の大きいオフィスワークに移りつつある。
 オフィスワークの生産性の向上が重要な課題であるが、オフィスワークに対する科学的管理が行われているとは言いがたい。
 本実験では、オフィスワークに対してIE的な思考法や手法を適用することによって、仕事の遂行時間の算定や、進行日程の計画といったオフィスワークの管理に必要な基本的事項を認識することを目的とする。
 オフィスワークとは、「業務(仕事)プロセスレベル」、「作業プロセスレベル」、「思考・動作プロセスレベル」などに階層分けして(下図)分析できるが、本実験では、実験室で実行できる簡単な仕事を課題として設定し、「作業プロセスレベル」での設計、遂行時間の把握などを行う。

実験の目的

 本実験は、
  @オフィスワークの作業設計と作業時間の分析
  A情報の与え方の違いによる仕事時間への影響
  Bオフィスワークの日程管理
 について検討することにより、オフィスワークの進行管理に関する課題を明確にすることを目的とする。 

IDEFによるオフィスワークの作業設計例>

課題(※例題ですので読むだけでかまいません)
 表1に、東京・名古屋・大阪の1月から5月までの各月の降雨量を示した。各都市について、5ヶ月間の降雨量の推移を表す棒グラフを作成しなさい。また、各都市の降雨量の推移と5ヶ月間の平均降雨量を比較し、各都市の降雨量の特徴を述べなさい。
 但し、パソコンの電卓機能だけ使用して良い。

1-2 月間降雨量(mm)

 

1

2

3

4

5

東京

20.4

27.4

52.3

20.6

32.4

名古屋

30.6

38.6

34.6

31.6

43.2

大阪

45.9

46.9

45

43.9

45.6

<実験で用いるファイル>

<作業時間を求める式>

 作業時間は「難易度」と「作業量」をパラメータとした以下の式で表現できる
 (作業時間)=f(難易度,作業量)  

 本実験では、作業時間を見積る式を以下のように考える。

  (作業時間)=(単位処理時間)×(処理量)

 「作業時間」を、6.2で設定方法を説明する「処理量」で割ることで、「単位処理時間」を求めることが出来る。
 この「単位処理時間」が難易度として考えられるかを検討していく。
 
 

1回 オフィスワークの作業設計と作業時間の見積り

実験の手順

各手順の詳細な説明は、各手順の枠内の文字をクリックするとみることができる。
 

          T.作業設計

1.作業設計の方法(IDEF)とその例

2.IDEFによる作業設計

3.作業設計案の評価 

          U.作業時間の見積り

4.作業時間の測定

5.感覚的な難易度の順序付け 

6.処理量の設定

7.単位処理時間の算出

          V.レポートについて

8.第1回のレポートの説明

9.第1回レポートに使用するデータページ(実験実施金曜日13:00UP)

以上で1回目の実験は終了です。1回目で習ったことは、2回目、3回目にも必要な知識なので十分に復習しておきましょう。