生産性を考えよう 第2回


第2回・目次

2.1 効率のよい作業分担の検討と競争製作

2.2 実験の手順(2日目)

2.3 良品にするための注意点整理

2.4 作業時間の把握

2.5 作業分担案の作成

2.6 生産数の予測

2.7 競争製作

2.8 良品チェック

2.9 結果発表、レポートの作成

2.10 宿題


2.1 効率のよい作業分担の検討と競争製作

・2日目はまず30分間でなるべく多くのペーパープレーンを作るための役割分担を考えます。
・次に班ごとに決めた役割分担で、30分間でいかに多くのペーパープレーンを作ることができるかを班で競争します。
・ペーパープレーンを作り終わったら、完成したペーパープレーンが良品かどうかをテストします。班の評価は製作したペーパープレーンの良品の数により行います。

 

・効率の良い作業分担

今回の実験では、各班で30分間でより多くのペーパープレーンを作る為の役割分担を考え、実際にその役割分担で、班対抗製作競争を行います。

作業は
A3の用紙から部品を切り出す
・部品を貼りあわせる
・機体の調整をする

以上のものが考えられます。これらの作業を班員全員で共同して行います。













 

複数の人達で、何か作業をする時には、各人の作業分担が重要になってきます。部品を切り出す人が何人で、部品を貼り合わせる人が何人ということを決めねばなりません。また、各自、何が得意な作業であるかも考慮して、製作作業で誰がどの作業を行うかを決めてください。

例として左図は作業分担によっては、同じ30分の作業でも製作できる機数に違いが出ることを示しています。

考慮の上、製作競争で勝つために、ペーパープレーンをたくさん製作できる作業分担を考えましょう。















・製作競争
班対抗の製作競争を行います。各班で決めた役割分担に従い30分間、ペーパープレーンの製作を行い、その後製作したペーパープレーンを評価します。結果は成績に加点されます。


2.2 実験の手順(2日目)

良品にするための注意点整理

作業時間の把握

作業分担案作成

生産数の予測

ここまで14451615


競争製作

16301700

良品Check

17001740

結果発表、レポート作成

17401750

第2回実験の宿題の説明

17501800


2.3 良品にするための注意点整理

1日目の試作で各自で挙げた良品のための注意点を整理し、班で統一した注意点を5項目以上にまとめて、授業開始時に配った班で一つのレポートに記述しなさい。また、今後このレポートに書き込みながら実験を進めなさい。






2.4 作業時間の把握

班で決めた注意点を考慮しながら、ペーパープレーンを作る場合、1機作るのにかかる時間、切る、貼る、調整するにかかる時間(更に細かく区切っても良い)がどれくらいになるか再検討しなさい。
その際、それぞれの作業について、班の中で平均的な作業時間で作業を行う班員で時間把握をし、把握した時間をレポートに記述しなさい。
この時、実際にペーパープレーンを作成しなさい。








2.5 作業分担案の作成

下記の分担方法の留意点に気をつけ、各班の役割を決め、レポートに各班員の詳しい役割を記述しなさい。班員の役割は以下に示す作業分担方法検討の際の留意点の1の表現に従いなさい。

<作業分担方法検討の際の留意点>

作業分担方法を考える際、以下のような事を考慮すれば、より良い方法が思い付くでしょう。

1.各人の作業分担をはっきりさせておきましょう。自分が何をやったら良いか分からなくなってしまうことのないようにしてください。



<作業分担例>

・部品@とAとBを切る
・部品HとIを貼る
・調整する
・胴体と主翼を貼り、主翼を調整する
など


切る、貼るに関しては、例のように部品番号を用いて各人の作業分担の役割表現をしなさい。





 


2.各人の能力・得意分野などを把握しておくと良いでしょう。各人がそれぞれの得意分野の作業を行うようにすれば、作業時間を短縮させたり良品率をアップさせることができます。


















 

3.各人の作業量は、なるべく均等にしたほうが良いでしょう。忙しい人、暇な人などができてしまうと、暇な人が何もしない時間が非常に無駄になってしまいます。























以上の事が、作業効率を上げる為の基本的な方法です。ここで述べた以外にも作業効率を上げる方法はまだまだありますので、班のメンバーと話し合って考えてみてください。

その他の分担時の注意事項


2.6 生産数の予測

分担案と試作で測定した時間値と分担案の思考を通じて、予測される30分間での生産量を計算しなさい。
計算方法は自由とします。
レポートに計算の方法を記述しなさい。
指定のレポートの記入が終了したら、TAに提示しなさい。






2.7 競争製作

作業風景


指示に従い、30分間の競争製作の作業を始めること。各自の分担以外の仕事を行ってはならない。
競争製作終了後、製作数をレポートに記入しなさい。


ペーパープレーン作成方法


2.8 良品チェック

班毎に良品のチェック(発射台からのテスト飛行テスト)を行います。班ごとに行いますので、TAに呼ばれた班から良品チェックをしてください。
良品チェック後、自分の班の良品数をレポートに記入しなさい。
さらに、良品率を計算しなさい。

実験で作成する飛行機の良、不良は、外見検査テスト飛行(図8−1参照)によって評価します。
外見検査は、製作したペーパープレーンがきちんと飛行機の形になっているかをチェックします。

□外見検査の評価項目一例
部品が組立図通りに組立てられているか(各部品の向きが正しい)
・のりがはがれていないか
貼り合わせ方が正確であるか(各部品の貼り合わせのズレが2mm以内)


テスト飛行の評価項目は、飛距離・直進性・安定性とします。

図8−1

 

  1. 飛距離:発射台から4.5m以上飛んだ物を良品とします。(図8−2下参照)
  2. 直進性:発射台から直進したものだけを良品としますが、4.5m以上飛行後、壁と接触したものは良品と認めます。
  3. 飛行安定性:飛行中は機体に水平に保つことを良品の条件とします。
  4. 飛ばす人は、班内の一人とする。テスト中、飛ばす人の交代は認めない。
  5. 機体を飛ばすとき、機体の先端が発射台の赤いラインより後ろまできてはならない。

図8−2


2.9 結果発表、レポート作成

実験の結果を発表します。下式により算出される評価値を基に全体の順位を出します。上位チームには、成績評価に加点されます。

     

 

     外観良品数:外観検査により良品とされた機体数

           飛行良品数:飛行テストにより良品とされた機体数

           外観良品数,飛行良品数に掛けられている値は重み係数

 


レポートの未記入部分を完成させ、TAに提出しなさい。コピー後返却します。







2.10 宿題について

以下の2点を宿題とします。

  1. 実験結果に対する考察(不良の原因、作業分担の善し悪し・・・など)を書きなさい。
  2. 生産性をあらわす指標に関する用語を調べ、簡単な説明を書きなさい。


宿題はA4用紙に記述し、表紙(当日配布)を張り付け、実験タイトル、班名、学籍番号、氏名を記入し、表紙に記載されている期限までに経営システム工学科実験室のポストに入れなさい。





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経営システム工学科 大成研究室